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聴者を演じるということ 序論 (1).jpeg

日時:2024年

4月19日(金) 15:00-16:00※ / 19:30-20:30

4月20日(土) 13:00-14:00 / 16:00-17:00

全てアフタートークあり

会場:5005

参加費:3,000円  

定員:各回30名(要事前申込)

​申し込み開始日:2024年3月20日(水)12時

※Peatix経由にてご予約いただく形です。

※4月19日(金)15時台は公開ゲネプロのため1,500円
※学生証をお持ちの方は当日500円返金(大学院生まで対象)
※チケットをキャンセルされる場合、ご返金はできかねますのでご留意ください。

参加申込サイト

出演:數見陽子、山田真樹

演出:牧原依里

主催:聾の鳥プロダクション

​問い合わせ:info.jdaa@gmail.com

​聴者を演じるということ

序論

異なる身体性を演じることの意味を問う—「演技論」を捉え直すプロジェクト。

映画作家の牧原依里は、視覚と日本手話を中心とする自分の身体感覚をもとにした表現を、映像という媒体を介して制作してきた。

ろう者の舞踏家・雫境と共同制作した、ろう者の世界に音楽はあるのかを問いたアート・ドキュメンタリー映画《LISTEN リッスン》(2016)は、見る者の音楽の概念を打ち壊す代表作だ。その後、中編映画《田中家》(2021)を発表。2つの作品に共通するのは、人間の存在であり、肉体と空間が醸し出す雄弁さ。そしてその背後に存在する、目に見えない抑圧と社会構造への問いかけである。

牧原は今回、あらたにパフォーマンス作品の制作に挑む。観客は今まで「個人」とされてきた「聴者」がカテゴリーで括られることを目撃する。演じる人はろう者役者の數見陽子と山田真樹。ろう者の身体で演じられる「聴者」に、私たちはどこまで言及することができるのか。演じる者と演じられる者、その関係を超越し、分かち合うことは可能なのか。

數見陽子 Kazumi Akiko

和歌山県立和歌山ろう学校卒業。

2002年日本ろう者劇団入団。役者の経験を積み、近年では演出・脚本も担当。現在は手話狂言を主軸に舞台に立つ。その他、万有引力「観客席」客演、日本ろう者劇団×デフ・パペットシアター・ひとみ×カンパニーデラシネラ「野鴨」などに出演。映像では、NHK手話で楽しむみんなのテレビ「さるかに合戦」「手話怪談」出演。また、2015年に自ら旗揚げした無音の身体表現ユニット『うごく作品』でも活動中。

山田真樹 Yamada Maki

東京都立中央ろう学校卒業。2015年カンパニーデラシネラ「鑑賞者」出演。その後に短距離アスリートを志し、2017年デフリンピックにて金メダル2個(4x100mリレー・200m走)、銀メダル1個獲得(400m走)。「デフアクターズ ・コース」第1期生。

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