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聴者を演じるということ 序論 (1).jpeg

日時:5月5日(金)11:30-12:30 / 15:30-16:30

         5月6日(土)14:30-15:30

   ※全てアフタートークあり

会場:北千住BUoY  地下スペース

出演:數見陽子、山田真樹

演出:牧原依里

舞台監督:雫境

参加費:1,000円

定員:各回50名(要事前申込)

​申し込み開始日:2023年4月10日(月)昼12時

​申し込み先:1次予約は定員に達しました。2次予約受付は5月1日(月)昼12時の予定です。https://resp-theater.peatix.com

主催:Re; Signing Project

​展覧会情報▶︎「〜 視覚で世界を捉えるひとびと」

​聴者を演じるということ

序論

異なる身体性を演じることの意味を問う—「演技論」を捉え直すプロジェクト。

映画作家の牧原依里は、視覚と日本手話を中心とする自分の身体感覚をもとにした表現を、映像という媒体を介して制作してきた。

ろう者の舞踏家・雫境と共同制作した、ろう者の世界に音楽はあるのかを問いたアート・ドキュメンタリー映画《LISTEN リッスン》(2016)は、見る者の音楽の概念を打ち壊す代表作だ。その後、中編映画《田中家》(2021)を発表。2つの作品に共通するのは、人間の存在であり、肉体と空間が醸し出す雄弁さ。そしてその背後に存在する、目に見えない抑圧と社会構造への問いかけである。

牧原は今回、あらたにパフォーマンス作品の制作に挑む。観客は今まで「個人」とされてきた「聴者」がカテゴリーで括られることを目撃する。演じる人はろう者役者の數見陽子と山田真樹。ろう者の身体で演じられる「聴者」に、私たちはどこまで言及することができるのか。演じる者と演じられる者、その関係を超越し、分かち合うことは可能なのか。

數見陽子 Kazumi Akiko

和歌山県立和歌山ろう学校卒業。

2002年日本ろう者劇団入団。役者の経験を積み、近年では演出・脚本も担当。現在は手話狂言を主軸に舞台に立つ。その他、万有引力「観客席」客演、日本ろう者劇団×デフ・パペットシアター・ひとみ×カンパニーデラシネラ「野鴨」などに出演。映像では、NHK手話で楽しむみんなのテレビ「さるかに合戦」「手話怪談」出演。また、2015年に自ら旗揚げした無音の身体表現ユニット『うごく作品』でも活動中。

山田真樹 Yamada Maki

東京都立中央ろう学校卒業。2015年カンパニーデラシネラ「鑑賞者」出演。その後に短距離アスリートを志し、2017年デフリンピックにて金メダル2個(4x100mリレー・200m走)、銀メダル1個獲得(400m走)。「デフアクターズ ・コース」第1期生。

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